
11月1日から始まるプロ野球日本選手権シリーズ。開幕を前に例の監督問題が決着しました、そう「WBC日本代表監督」。27日にWBC体制検討会議が開かれ、28日巨人の「原辰徳」監督に打診し受諾、決定したのです。
原辰徳氏は1958年7月22日生まれ神奈川県出身、東海大相模時代からの甘いマスクと甲子園通算4度出場で人気に。後に東海大学を経て80年ドラフト1位で巨人入り。
81年新人王、83年には打点王など実労15年でプロ通算1697試合1675安打382ホーマー1093打点、打率.279と「ON」なきあと巨人の中心打者として活躍。監督初年度02年に日本一03年3位、06年4位07、08年リーグ優勝と監督としても実績を納めています。
この人選、あなたはどう思いますか?いつもの僕ならとてつもない批判をする…と思った方もいらっしゃるでしょう(笑)しかし、今回は「仕方がないのかなぁ…」と思っています。
前回の第一回WBC、王監督に決まったのは9月。それを考えればまだ日本シリーズが残っている原監督はどう考えても「遅い」ということになります。
ただ、今回直前のオリンピック敗退で「その道」が頓挫してしまった現在、こうするしか「道」が開けなかったのではないでしょうか。
今まで全日本を率いてきたプロ出身監督といえば「長嶋Japan(03年アテネ予選から)」「王Japan(06年WBC)」「星野Japan(07年北京予選から)」と日本プロ野球を代表する名監督が名を連ねてきました。
アテネに関しては、長嶋さんのご病気もあり3位でも表立った批判はそれほど大きくはなかったように感じます。06年WBCの時は「優勝」したわけですから、批判はおろか称賛の嵐でした。ただ、その優勝は「棚ぼた勝利」以外のなにものでもないことを忘れてはいけません(韓国には予選から優勝チーム日本に対し通算1勝2敗、韓国は5勝2敗、日本は6勝3敗でした。)
しかし、今回の北京はどうでしょう。「金しかいらない」と公言しての「4位」でしたから、その「差」は批判の大きさに比例したかもしれませんし、時代が時代故に批判もダイレクトにきたかもしれません。
全くの私見と断って記述しますが、本来なら「野村克也監督」が実績、その他を勘案すると適任かとは思います。ただ、今回それに至らなかったのは北海道にいる我々には感じづらいのですが今だに「巨人至上主義」が日本全国にまだまだあるような気がしてならないからなのです。
それは今年の8月、僕が東京ドームへ取材しに行った時のことです。札幌ドームでもスポンサーの関係やツアーなどで試合前のベンチに子供達がいる場合があるのですが、その日は日本ハムの主催ゲームにも関わらず子供達が被っていた帽子には「YG」マーク。東京にいる時でさえ相手にされなかった球団ですから、ましてや北海道に移転した後には子供達にとって存在しないも同然でしょう。
考えてみて下さい、広告料のとれる全国放送の民放プロ野球中継で日本ハムやヤクルトの試合は何試合あったでしょう?おそらく「巨人対〇〇」という形がほとんどだったでしょう。報道されない、中継されない球団は存在しないのです。
だからと言って一般のプロ野球ファンが今だに「巨人至上主義」だとは思えません。だったら視聴率はもっと高いはずですし…
ここでの問題は「マスコミ」です。結局今回も「巨人至上主義」に則り原さんに落ち着くことで、想定される特定人物の「批判」から逃れることができるでしょう。ただ…ファンはそんなに甘くありません。今回の北京をみてもわかる通りファンは「結果」を求めています。
しかし、「原辰徳」という人物には「人望」があります。実は僕、プロ野球を観はじめた小学1年生から父の影響で大の巨人ファン!子供はホームラン打者が好きですよね?必然的に我々世代のヒーローは「原辰徳」その人なのです。
登時から野球マニアの少年は調べました、記憶していました!大好きな「原辰徳」のことを!実は彼、歴代巨人の4番を打った打者の中でも非常に稀有な「長男」なのです。ちなみに過去の本塁打王の約9割りは兄、姉のいる「弟」だそう…
「長男」というのは歴代打席数の多い4番打者10傑の中でも「川上哲治」と「原辰徳」くらいだといいます。つまり彼は元々長男気質、チームをまとめる資質に長けているということになります。
なんとか、なんとか好成績をおさめ「ディフェンディングチャンピオン」としての面目を保ってもらいたいものです。


